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カタログギフトのリンベルが日本中から厳選した逸品を、美食のプロがテイスティング

「佐藤錦[バラ詰]」料理研究家・坂東万有子さん

一番最初に感じたことは「うわぁ、綺麗!!さくらんぼってこんなに綺麗だったかな??」ということです。

うーーん!!美味しい!!
皮をかむとぷちっとはじけ、甘酸っぱい香りと果汁が口に広がります!!
果実が肉厚で満足感があります。

やっぱり美味しい!!さくらんぼ好きの方にぜひ試していただきたいです。

(本文より)

 

 

今回は料理研究家の坂東万有子さんに、山形から産地直送でお届けされる新鮮なさくらんぼ「佐藤錦」をご試食頂きました。そのさくらんぼを贅沢に使ったタルトやさくらんぼの天ぷら!のレシピも必見です。さっそくご覧ください。

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こんにちは。
「SOY食クッキング」主宰、料理研究家の坂東万有子です。
リンベル様「山形の極み 佐藤錦[バラ詰]」を試食レポートさせていただきます。

果樹王国であり日本一のさくらんぼ生産量を誇る山形県。数年前にお仕事で行きましたが、県内の7~8割が山地で内陸部が盆地という地形で、昼の気温にくらべて朝晩はぐっと冷えるなと思った事を覚えています。この昼夜の寒暖差と、盆地特有の「夏は暑く冬は寒い」気候がさくらんぼを美味しくするそうです。地の利を活かした大地の恵みですね。

f:id:neko_pa:20200623134239j:plain今回はその山形県で生まれた、さくらんぼの代表品種「佐藤錦」を届けていただきました。

f:id:neko_pa:20200623134323j:plainかわいらしい素敵なデザインがほどこされたパッケージで届きました。白い段ボールで届くよりもおしゃれですね。

f:id:neko_pa:20200623134348j:plainさくらんぼの果実はとってもデリケートなので、到着後に早く冷蔵庫へ!との案内がわかりやすく表示されています。贈答品に用いられることも多いですからベストな状態で召し上がっていただけるよう、受け取られた方が保管方法をご存じなかった場合も安心ですね。f:id:neko_pa:20200623134421j:plainデリケートな果実を大切に届けるため、やわらかいピンク色のクッション素材が敷かれています。

f:id:neko_pa:20200623134450j:plainこの分厚さです。郵送時の衝撃をしっかり受け止めてくれそう。

f:id:neko_pa:20200623134516j:plainクッションをめくり一番最初に感じたことは「うわぁ、綺麗!!さくらんぼってこんなに綺麗だったかな??」ということです。よく「赤い宝石」といわれますが納得です。つやがあって、鮮やかなルビー色で、なんとも美しい…。

f:id:neko_pa:20200623134540j:plainさっそく1粒、いただきます。サッと洗って、パクっ。

f:id:neko_pa:20200623134603j:plainうーーん!!美味しい!!
皮をかむとぷちっとはじけ、甘酸っぱい香りと果汁が口に広がります!!
果実が肉厚で満足感があります。

f:id:neko_pa:20200623134626j:plainさくらんぼって、手が止まりませんよね。2パックのうち1パック分をザルに並べてみましたが、十分な量があります!家族みんながさくらんぼ大好きでも遠慮せずに沢山食べられそうです…笑。

f:id:neko_pa:20200623134650j:plain消費者目線でみて、贈答用になる果物は何が違うのだろうと以前から気になっていました。この機会にとスーパーで購入した山形産の佐藤錦を比べてみました。

f:id:neko_pa:20200623134741j:plainまずわかりやすかったのが色です。右側がスーパー購入の佐藤錦、左側が「山形の極み 佐藤錦」。

右側は色ムラがありますが、左側は全体が美しいルビー色でツヤも良いです。果樹栽培は機械化できる作業が少なく基本は人の手によるため、ここにおいてもひとつひとつ丁寧に等級選別されていることが感じられました。

次に味について。交互に3粒ずつ食べ比べてみました。スーパーで購入した物ももちろんおいしいのですが、「山形の極み 佐藤錦」は甘味と酸味のバランスが良いだけでなく、味にコクと深みを感じるのです。

やっぱり美味しい!!さくらんぼ好きの方にぜひ試していただきたいです。

ここからは食べ方の提案です。2点ご紹介します。

f:id:neko_pa:20200623134808j:plainまずは果汁あふれるフレッシュなさくらんぼを存分に楽しめる、生さくらんぼタルトです。そのコクがある甘さを損なわないよう、フィリングはカスタードクリームでなくて酸味があるヨーグルトチーズムース仕立てにしました。

■さくらんぼ[佐藤錦]のヨーグルトムースタルト
<材料> 直径15cmタルト台
市販タルト台・・・1台
さくらんぼ・・・30~40粒
ギリシャヨーグルト(または水切りヨーグルト)・・・100g
クリームチーズ・・・90g
砂糖・・・40g
[a]
粉ゼラチン・・・5g
水・・・大さじ2

[ナパージュ]
粉ゼラチン・・・2g
砂糖・・・小さじ1
水・・・大さじ3 

<事前準備>
・クリームチーズを常温にもどす。
・耐熱容器に[a]を混ぜあわせて15分ふやかす。
・別の耐熱容器に[ナパージュ]の粉ゼラチンと水を混ぜあわせて15分ふやかす。

<作り方>
1.さくらんぼは5~6粒をトッピング用に選び、のこりは竹串やストローで種をとりのぞく。
2.ボールにクリームチーズと砂糖を入れ泡だて器でなめらかになるまでまぜ、ギリシャヨーグルトを少しずつ加えてよくまぜる。
3.[a]を電子レンジ(600W)で20秒加熱して溶かしたものを2へ少しずつ加えてよく混ぜる。タルト台に流し入れて冷蔵庫で5分ほど冷やす。
4.[ナパージュ]に砂糖を加えてまぜ、電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱して溶かす。
5.3にさくらんぼを並べてトッピング用を中央に盛る。[ナパージュ]を全体にぬって、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。

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ガラス皿にのせるとこんな感じ。

大人向けであれば手順2でキルシュ小さじ1も加えれば風味豊かに。ムースには濃厚でクリーミーなギリシャヨーグルトを使います。入手できない場合は水切りヨーグルトで。水切りヨーグルト100gは、無糖ヨーグルト250gで作れます。ボール→ザル→キッチンペーパー→ヨーグルトの順にのせラップをして冷蔵庫で一晩おき、水が切れて半分ほどの量になればOKです。

ムースなのでタルト台の空焼きはしなくてもよいかと思いますが、気になる場合はフィリングを入れる前に溶き卵をぬって180℃オーブンで6~7分ほど焼いてください。

次にご紹介するのは…。
高品質のさくらんぼなのでそのまま召し上がるのが一番とは思いますが、変わった楽しみ方をあげるならば、流行りのフルーツ天ぷらにしてみてはいかがでしょう。

 

f:id:neko_pa:20200623134926j:plain酸味と甘みをもつさくらんぼが、熱を加えられることで甘さがぐっと際立ちます。揚げたてアツアツを口の中へ入れて噛むとサクサクの衣、やわらかい果肉が舌にとろけ、ふわ~んと甘酸っぱい風味が広がります。後味にわずかに残る酸味がスッキリさせるので、桃の天ぷらよりさっぱりとした感じです。たくさん食べるというよりも食後に2~3粒ほどデザート感覚で。大人向けの1品です。

f:id:neko_pa:20200623134942j:plain■さくらんぼ[佐藤錦]の天ぷら
<材料> 10粒分
さくらんぼ 10粒
薄力粉・・・大さじ1
揚げ油・・・適量
[a]
薄力粉・・・大さじ3 
冷水・・・50ml

<作り方>
1.洗ったさくらんぼに薄力粉をまぶす。
2.[a]をあわせた衣に1をつけ、180℃の油で揚げる。
 器に盛り、塩(分量外)を添える。

衣がカリッと揚がればよいので、1個ずつ数十秒程度でさっさと揚げます。
天ぷらなら衣をまとわせられるので、さくらんぼの粒に多少の黒ずみができてしまった時にも良いかなと思います。

以上、試食レポートでした。

限られた時期のみの「山形の極み 佐藤錦」のおいしさは、日常の時間を豊かにしてくれると感じました。

 

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■プロフィール

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料理研究家  坂東 万有子 (ばんどう まゆこ)
「SOY食クッキング」主宰。ELLE gourmetフードクリエイター、大豆ミート料理研究家。料理教室主宰のほかメディアや企業へのレシピ提供などに携わる。著書に「大豆ミートのヘルシーレシピ」他。
Web https://soy-shoku.com/ 
Instagram https://www.instagram.com/mayuko_bando/
Blog https://ameblo.jp/soy-shoku/