「カジュアルギフト」とは。普通のギフトとはどう違う?

カジュアルギフトとは、簡単に言うと「フォーマルではないギフト」のこと。誕生日や結婚記念日といった個人的な記念日をはじめ、バレンタインや母の日など、個人間でやりとりされるギフトのことです。インターネットの普及や感染症流行により、カジュアルギフトはコミュニケーション手段のひとつとして注目を集めています。

イラスト:「フォーマルギフト(のしがついた贈り物)」と「カジュアルギフト(母の日の花、スマホのデジタルチケット、誕生日プレゼントなど)」を紹介しつつ「フォーマルでないギフトがカジュアルギフト。インターネットの普及で贈り方も品物も多様化しています」と言うコンシェルジュ。

カジュアルギフトとは

カジュアルギフトとは、個人間で贈る(パーソナルギフト)のうち、誕生日や結婚記念日、バレンタインやホワイトデー、クリスマス、母の日、父の日、敬老の日、ひなまつりや子どもの日などに贈るギフトや手土産、お土産のことを指します。多くは「のし」をはじめとした体系化したしきたりがないのが特徴です。

一方、パーソナルギフトのなかでもお中元やお歳暮、結婚・出産・進学・卒業・新築・引っ越しなどのお祝いや内祝い、仏事の返礼など、フォーマル色の強いものは「フォーマルギフト」と呼ばれます。

ちなみに、これらを会社の名前で贈る場合には、フォーマルギフトやパーソナルギフトではなく「ビジネスギフト」となります。

カジュアルには「気軽」という意味があるため、「気軽に贈れるリーズナブルなギフト」と誤解されがちですが、実際には「パーソナルギフトのうち、フォーマルではないギフト」全般がカジュアルギフトにあたります。

「気軽に買えて贈れる安価なギフト」としては、カジュアルギフトではなく、「プチギフト」や「粗品」などの意味がより近いでしょう。

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「◯◯ギフト」の種類はさまざまで、厳密な線引きは難しいものです。たとえば「引っ越し祝い」は「フォーマルギフト」に分類されますが、「同僚の引っ越し祝いに、メールで1,000円のギフトカードを贈った(内祝いは不要)」とすれば、どちらかと言えば「カジュアルギフト」寄りですし、気軽に贈り・贈られることから「プチギフト」であるとも言えます。

フォーマルギフトだったものが、カジュアルになりつつある

お中元やお歳暮といった季節のあいさつを、同じ会社の社員同士で贈り合うような場合はフォーマルギフトですが、近年では虚礼廃止や個人情報の取り扱いなどの観点から、贈る習慣がなくなってきています。

一方で、友人同士のコミュニケーションのひとつとして、お中元やお歳暮の時期に好きなものを贈り合う「カジュアルなお中元」が人気を集めています。この場合、のしをつけたり、お礼状を書いたりといったしきたりは省かれることが通常なので、フォーマルギフトでありカジュアルギフトでもあると言えそうです。

帰省できない代わりに実家にお歳暮を贈る「帰省暮」や、実家に贈り物を贈ってweb上で会話する「リモートギフト(オンライン帰省土産)」なども話題で、 ギフトの多様化はめざましいものがあります。

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ネットを介したカジュアルギフトが盛況

先述した帰省暮やリモートギフトもそうですが、ギフトの種類や贈り方も多様化しています。ソーシャルギフトもそのひとつです。

ソーシャルギフトとは、送り先の住所や名前等の個人情報なしでもオンラインで贈れるギフトのこと。ギフトを贈りたい相手にメッセージアプリやSNSアプリ、メールなどでURLを送り、受け取る側が住所等を記入する(贈り主に住所を知られることがない)サービスや、コンビニエンスストアやカフェ、ネットショップなどで使える現金相当の電子マネー・チケットを贈るサービスがあります。

SNS上でしかつながっていなかったり、相手に住所を聞くのは難しかったりする場合でも贈ることができるためお互い安心してギフトを贈る・受け取ることが可能です。

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人気は「おうち時間」「写真映え」アイテム

カジュアルギフトは、コミュニケーションのひとつとしてより多様化し、やりとりが盛んになっています。

今人気を集めているのは、「おうち時間」や「写真映え」に着目したギフトです。入浴剤やアロマグッズ、ちょっと高級なお肉やレトルト食品といった家で楽しめるギフトがあります。また、企業が社員にあてて、忘年会代わりにお酒やおつまみ、カタログギフトを提供した企業もあり、これも「おうち時間」に着目したギフトです。

色とりどりのカップケーキや、美しい細工の和菓子、パッケージがおしゃれな紅茶やコーヒーは、写真映えがする点においても人気のギフトです。写真をSNSにアップすることで、ギフトをやりとりした当人同士だけでなく、その友人・知人とのコミュニケーションも生まれます。

特別な日でなくとも、ギフトを贈って

旅行のお土産や、お手伝いをしてもらったお礼のプチギフトなど、ギフトを介したコミュニケーションは昔から行われていました。しかし、コロナ禍で気軽に友人や家族と会うことが難しい今、なんでもない日に何気なくギフトを贈ることが、大切なコミュニケーション手段となっています。

離れて暮らす親子や、別々の進路を進む友人、リモートワークで会う機会の減った同僚へ、贈るのも受け取るのもうれしいカジュアルギフトで連絡を取ってみてはいかがでしょうか。離れて過ごすからこそ、ささやかなギフトがきっかけとなり、これまで以上に親交を深めてくれるでしょう。

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