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「越中やく膳だし」料理家・若井めぐみさん

濃厚なお出汁で薬膳のスパイスの溶け込んだ複雑な味わい。とても身体によさそうな味でポカポカしてきます。
赤いので、辛みがあるのかなと思ったのですが、全く辛くはありません。

薬膳鍋というと、薬膳火鍋のイメージが強く辛いものと思われる方が多いかもしれませんが、こちらは全く辛くないので、お子様でも食べられそうです。

(本文より)

 

 

今回は第2次だしブーム到来!!と言われ、バラエティーに富んできているだし。極みシリーズからは「越中やく膳だし」が登場。ハーブ料理研究家の若井めぐみさんにアレンジレシピをご紹介頂きました。ではさっそくご覧ください。
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こんにちは!
料理家・ハーブ料研究家の若井 めぐみです。
今回は「日本の極み」シリーズ、富山県の「越中やく膳だし」を試食させていただきました。薬膳は私が普段テーマにしているハーブともつながるところがあるので、今回の試食もとても楽しみにしていました。

「越中やく膳だし」は富山県の料亭「越中料理 五万石本店」様の監修の商品です。
富山の海の幸、山の幸を四季折々のお料理で楽しむことができる料亭さんのようです。お店では「立山ポーク薬膳鍋」というメニューがあるようで、こちらの「やく膳だし」のベースになった鍋料理のようです。早速レポートさせていただきます。f:id:neko_pa:20210107113855j:plain
箱はとてもシンプルです。お店の暖簾を表したようなデザインに、左上に極みシリーズのロゴが光ります!f:id:neko_pa:20210107113927j:plain
箱をあけてみるとこのような感じで、濃縮されたお出汁がパックに入っています。最初、粉末タイプのようなものか、薬膳のスパイスなどがそのまま入っているのを想像していましたが、少し違いました。スパイスなどが入っているのもいいですが、このように出来上がったスープだと鍋以外のお料理にも使いやすいですね。ちなみに、これは5袋入りでしたが、4袋入り~7袋入りまで選べるようです。中には説明カードもついています。

f:id:neko_pa:20210107114013j:plainパッケージの後ろには、豚肉とお野菜など、いろいろな具材で作り方の例が載っています。こちらが五万石本店様のお店で出しているお鍋の具材ということです。
早速、袋をあけてみることに。

f:id:neko_pa:20210107140028j:plainボウルに開けてみるとこんな感じ。濃縮されているのもあり、赤い色が濃いです。
開けたとたんにいろいろな薬膳のスパイスのような香りがします。
既定の分量の水で薄めてみるとこんな感じ。

f:id:neko_pa:20210107140101j:plainそれでも赤みがかった色ですね。まずはそのままの味を飲んでみたいと思い、スープを沸かして、セリなどの具材を少し入れて味見をしてみました。
薄める水の既定の分量は鍋用で、スープとして飲むのには少し濃かったので、少し追加でお水を足して。
濃厚なお出汁で薬膳のスパイスの溶け込んだ複雑な味わい。とても身体によさそうな味でポカポカしてきます。
赤いので、辛みがあるのかなと思ったのですが、全く辛くはありません。

薬膳鍋というと、薬膳火鍋のイメージが強く辛いものと思われる方が多いかもしれませんが、こちらは全く辛くないので、お子様でも食べられそうです。
辛いのがお好きな方は唐辛子を数本入れるといいかもしれませんね。
説明にうどんやおそば、煮物などいろいろな料理に使えるとあったので、早速アレンジを考えてみました。

まずは煮物の出汁として使ったアレンジ…
鶏の手羽元と大根を煮込んだシンプルな煮物ですが、やく膳だしを使うことでとても深い味わいになって美味しかったです!
薬味野菜をたっぷりと乗せてどうぞ。

f:id:neko_pa:20210107140222j:plain手羽元と大根の薬膳スープ煮
<材料 2人分>
・鶏手羽元・・・350g(6本)
・大根・・・350g(6cm程度)
・しいたけ・・・4個
・越中やく膳だし(既定の分量の水で薄めたもの)・・・450ml(具材がヒタヒタになる程度)
・サラダ油・・・小さじ1

薬味野菜
・白ねぎ・・・10cm
・しょうがスライス・・・4枚
・みょうが・・・1/2個
・青ねぎ・・・1本

<作り方>
1.鶏手羽元は食べやすいように骨に沿って1本切込みを入れる。大根は皮を剥いて3cm幅にカットし、4等分に切る。しいたけは石附を落として半分に切る。薬味野菜の白ねぎ、しょうが、みょうがはそれぞれ千切りにして合わせて水に浸けておく。青ねぎは2~3cm幅の斜め切りにする。
2.大根と水(分量外)を鍋に入れて火にかけ、5分ほど下茹でする。フライパンを火にかけてサラダ油を引き、鶏手羽元を入れて中火~強火で全体に焼き色がつくまで焼く。
3.煮込み用の鍋に2の大根、鶏手羽元と、しいたけを入れて、越中やく膳だしを注ぎ入れ、アルミホイルなどで落し蓋をして弱火で1時間ほど煮込む。
4.器に盛りつけて、水気を切って合わせた薬味野菜を乗せる。

<ポイント>
味付けはやく膳だしのみで簡単にできます。1時間煮込むことで鶏手羽元も大根も柔らかくなり食べやすくなります。薬味は一度の盛りつけで使いきれないと思うので、取り分けたときにそれぞれ追加で乗せてお召し上がりください。

次に、思い切って洋風のお鍋にアレンジしてみました。
魚介のエキスの旨みとやく膳だしの複雑な風味が合わさり、とても濃厚なお鍋です。 

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薬膳ブイヤベース
<材料 2人分>
・越中やく膳だし・・・1袋
・水・・・500ml
・トマト缶(カットタイプ)・・・1/2缶(200g)
・にんにく(みじん切り)・・・1片
・白ワイン(または酒)・・・大さじ2
・オリーブオイル・・・大さじ1

具材
・鮭(切り身)・・・2切れ
・有頭海老・・・2尾
・ワタリガニ(脚)・・・150g
・ベビーホタテ(ボイル済み)・・・100g
・キャベツ・・・1/8個
・ブロッコリー・・・1/3株
・セロリ・・・1本
・じゃがいも・・・2個

<作り方>
1.鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら白ワイン、トマト缶を順に加え、3分ほど煮たらやく膳だし、水を加える。
2.具材の準備をする。
有頭海老は殻つきのまま竹串で背ワタを抜いておく。キャベツは芯をつけたまま縦半分にカット、ブロッコリーは小房に切り分け、セロリは斜めに1cm幅程度に刻む。じゃがいもは皮を剥き、大き目の一口大にカットして、耐熱容器に入れ少し水で濡らして、ラップをし、500wの電子レンジで2分半ほど加熱しておく。
3.1が沸騰したら、鮭、有頭海老、ワタリガニ、キャベツ、じゃがいもを入れて蓋をして5分ほど煮て、火が通ったらその他の材料を加え、再び蓋をして火が通るまで加熱する。

<ポイント>
具材の種類と量はお好みや人数にあわせて変えてください。
バゲットを浸して食べても美味しいです。
〆はご飯を入れてリゾット風がおすすめです!

アレンジ料理を作ってみて、このやく膳だしはとてもアレンジの幅が効くことに気がつきました。
シンプルにいただいてももちろん美味しいですし、よろしければアレンジ料理にもチャレンジしてみてくださいね!

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プロフィール

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若井 めぐみ ハーブ料理研究家 

料理家・ハーブ料理研究家。福島県郡山市出身。
ホテル、レストラン、洋菓子店、カフェなどの飲食業に10年ほど携わる。その後、立ち上げた料理教室「ヴェール エクラタン(東京都文京区)」は来年(2021年)10周年を迎える。様々な企業様向けレシピ開発やレストラン・カフェへのメニュー提案なども行っている。
著書に「ハーブと薬味のごちそうレシピ~スープからおつまみまで簡単で美味しい健康になれるメニュー65品~」。ハーブ料理のすそ野を広げ、おばあさんになるまで教室を続けることが目標。
HP https://vert-eclatant.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/megumi_wakai